ホップくんは、午後も2時ともなるとソワソワしだす。
人間が部屋を移動するたびにチャッチャッチャッチャッと爪を鳴らしながら追いすがり、散歩道具がしまわれている棚の付近でものいいたげな顔をする。
なにか忘れてませんか
きれいな夕日だなー
お外でみたらもっときれいだろうなー
あ・あ・あ・体がかたまった……
すこし動かないと……
ということで、ねっ
「なんのことでしょう?」
さんぽだよー!
残念ながら、主導権がうんたらかんたら上、ねだられて散歩に行くのは避けてるので、こういうときは敢えてスルーする。
で、ホップくんが諦めかけた頃、あれ? そろそろお散歩じゃなーい?と気づいたフリをするのです。