散歩プレッシャー

普段はコタツでぐうたらしているホップくんが、午後になると妙にソワソワして落ち着きがなくなる。散歩に行きたいのだ。

なぜか寒いのにコタツから出て、遠くからじっと見つめるアピール。
（ホップくんだボサ…そろそろ散歩じゃないボサか…）
（人間だブサ…気づいてるけどまだ行きたくないブサ…） 

アピールに効果がないのは距離のせいではないかと思い、多少距離を詰めてみるホップくん。
だが人間の反応が相変わらず悪い。 

ついに焦れて横までやってきた。
「はあ〜体が固いわ〜そろそろちょっと歩いた方がいいわこれ〜はあ〜ガッチガチだわ〜」と言わんばかりのストレッチをしてみせる。

その後はひたすら（散歩…散歩…散歩…散歩…）の視線を送る攻撃。

「はぁ、めんどくさいけど行くか」
（おっ、散歩いくボサか！） 

「トイレ行ってくるー」
（トイレかよ！）

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