うちの犬ホップくん

ヨークシャー・テリア ホップくんの写真日記

写真が撮れない

うちに来て3日目、生後2ヶ月と10日。

f:id:annchan:20120126184100j:plain
まっくろだからピントが合いにくいうえ、動くもんだから

f:id:annchan:20120126184104j:plain
合わせたピントもすぐはずれる。

f:id:annchan:20120126184108j:plain
シャッタースピードを速めれば、ただの黒い塊に。

写真を無理矢理明るくしてみよう。
f:id:annchan:20120126184112j:plain
あっ、そこにいたんだ。

f:id:annchan:20120126184116j:plain
あかるいレンズが50mm(換算75mm)しかないので、近すぎて全体像も写せやしない。

なぜもっと条件のいい時間に写真を撮らなかったかというと、この頃は一時間おきのクレートトレーニングやらおしっこの監視やらうんち回収やらうんたらかんたらで、とてもじゃないけど好きな時間に写真を撮る余裕がなかったのだ。

当時の記録がある。まともな文章になっていないがとにかく大変だったことがわかる。

10/23
2時、首輪がまだ気になる様子で、遊びに乗ってこない。トイレシートでごろごろする。早めにクレートへ。

5時、おしっこ後しばらくおすわりトレーニング、首輪をさわってはフードのごほうびなど。遊びに乗ってこなくなったあと、うんちをする。

8時、ひっぱり遊び。うんちをする。
次の回とその次の回は、私は寝ていた。おっとが、キャリーを新しいスペースに移し、トイレと空間を分離してみる。しかしトイレはトイレマットのないほうにしてしまったそう。

12:50ごろ、私が起きて犬の世話。
ついてこさせるようにしてトイレマットの上でおしっこができた。でもそのままにおいをつけようとしてゴロゴロとする。首輪のせいなのか他のストレスがあるのかわからない。
引っ張り遊び、おすわりトレーニングなど。

14:00ごろ、トイレ失敗。
ケージの反対側にトイレシートをうつして、声掛けで誘導しようとしたけれど、元の場所をうろうろしている最中にはじめてしまった。
その後のうんちは、段ボールでトイレマットだけに場所を制限しておいて、きゅんきゅん騒いだ後にトイレマットの上でさせることに成功したけれど、トイレの自覚はないもよう。
うんちの匂いを嗅いでなめようとするのでさっと体を持ち上げないといけないし、褒めても褒められたこととうんちが結びついているかわからない。

15:15ごろ、おこしてトイレに連れて行くも、気配無し。
トイレなしでなし崩し的に遊んでいいのか?と思ってあまり遊べず、すぐキャリーにもどしてしまった。かなりつまらないようで、しばらーくクンクンキャンキャンとする。

14:15ごろ、おっとが起きたのでホップもキャリーから出すことに。
しかしホップ、キャリーからなかなか出ず、おそるおそるという感じ。様子を見ているとしばらくしてトイレにやってきたが、ひとまわりして「ここ安心するー!」という感じにドターンと横になってくつろいでしまった。トートー言っても、気配無し。
3、4分ほど様子見て、気配がないので、牛どんぐりにペーストを詰め、キャリーへ。今度はクンクン時間は短く、牛どんぐりをかじる音が聞こえた。
トイレをしなくなったのがとても心配。私がプレッシャーをかけすぎたのか…

17:20ごろ クンクン言い始めた。
17:30に出すと、今度は喜んで出てきた。トイレゾーンに誘導したらやっぱりくつろいで伏せるが、周りで作業したりして刺激を与えていたら、くるくるまわっておしっこ成功。ホップくんえらい。すばやくレバーで報いて、おおげさにほめる。これでおしっこ大好きになってくれるといいのだけど。
元気なようすなので、おすわりトレーニング、ひっぱり遊び。しきりにキャリーの天井を気にし始める。もしやと思ってトイレゾーンに誘導すると、やはり柵の外に出たいような様子をみせ、トイレマットの上を避けるため、段ボールでトイレマットのみにスペースを区切って見守ると、うんちをした。
すぐレバーを口に持っていって、あそびゾーンに運んで段ボールで蓋。その間にうんちを片付ける。
とにかくうんちが大好きで臭いを嗅いで舐めてあわよくば食べたくて仕方がないみたい。でもレバーで一瞬気を逸らせることはわかったので、ダンバー博士の指示通り3つ与えて時間をかせげばいいのかも。

18:30からでかけてトイレゾーンを狭くするためのアミと、クレートの中に敷く敷物、外でくつろぐための敷物を買ってきた。
19:20ごろ帰宅、しばらくアミの設置の作業などをして犬を出したが、トイレをしないため、5分程で切り上げてキャリーに。このとき、牛どんぐりにペーストをつけたりコングにエサをつめなおしたりをしなかった。最初くんくん鳴いてそのあとやや大きめの声でキュン!キュン!とさわいでいたが無視してごはんを食べた。

21:20ごろ再び外に出すと、キャリーの中でおしっこをしてしまっていた。
我慢できなかったのだ。もうしわけない気持ちでいっぱい。
底がはずせない洗えないキャリーのため、臭い消しスプレーをたくさんかけてひたすら拭いた。ダイソーで買った敷物をやっと入れた。さっき入れてあげればよかった。
既におしっこしてるし、諦め気味にトートーをおっとにやってもらいながら、大人用コングSにもフードをつめ、ハリネズミにもつめ、牛ブロックにペーストを塗って、キャリーの準備。拭いてやった方がというのでホップの体を持ち上げると、トイレシートに新しいシミができていた。トイレ成功!
ほめそこねたのが悔やまれるが、体を拭いてフードをあげて、おすわりトレーニングをやって、楽しい時間をすごさせた。
その間何度かキャリーに出入りして、なかなか出てこなくなった時にクレーとトレーニングに移行した。しかし牛どんぐりに飽きるとやはりくんくん鳴いている。でもダンバー博士の方針で行くことを決めたので、クレートの居心地を高める方向でがんばるしかない。

22:30ごろの回、おしっこ成功。
ひっぱり遊びをたくさんする。
うんちの気配があるらしく、キャリーの屋根を乗り越えたがったり、トイレゾーンを気にしたりするが、トイレゾーンに移したら伏せてくつろいでしまったため、ちょっと無理矢理気味にキャリーにもどす。
「1時間ごとに出す」
「トイレチャレンジ3分間はトイレでくつろいでいてもトートー言って様子を見る」
「出なかったらキャリーにもどす」
「出なかった時は30分後にまたトイレチャレンジを設ける」
「2時間を超えて我慢させない。2時間以上感覚が空いた時は出るまでトイレを見守る」
「うんちは様子を見てトイレゾーンに誘導して5分様子を見る」

23:30の回 おしっこ成功。
もどっておすわりトレーニング、ひっぱり遊び、膝にあげて首輪タッチをするが、気もそぞろという感じ。
トイレゾーン(正確には、トイレゾーンの隣の、現在は閉鎖された半分)に面した柵に手をかけてキュンキュンと鳴いたのでトイレゾーンに移す。
非トイレゾーンに行きたいような様子で100均柵に手をかけて乗り越えたがるが我慢してトイトイいいながら見守ると、時間かからずにうんちをした。
そこからが大変、うんちを続けながらUターンして鼻つらをうんちに寄せてくる犬とうんちの取り合い。レバーを取ろうとして、新しい入れ物はさっとレバーが取れずにぶちまける。犬は最後のうんちひとかけを食べる。トイレットペーパーがない。(さっきキャリーの粗相を掃除するために洗面所で使ったきりだった)首輪で犬の行動を制限してしまった。
お詫びというか不可抗力的にぶちまけたレバーをたくさん食べさせることになった。いっぺんになにもかもやらなくてはいけなくて発狂しそうだった。
「うんちチャレンジに入らせる前にレバーとトイペを用意しておく」
おっとに大変だったことを話して気を落ち着かせたりしたため片手間にひっぱり遊びっぽいことをして、牛どんぐりにペーストをぬって中に入れたらホップがいそいそとキャリーに入って出てこなくなったため、そのままクレートトレーニングへ。
ほんの少しだけくんくん鳴いたが、すぐおさまった。
夜なのでフリースをかけ、寝室へ。

寝る前に1:30の回 おしっこして早めにキャリーへ。水飲まず。

地獄やで。

今でもホップくんはたまに粗相するし分離不安がひどくてひょんひょんよく鳴くけど、これ読んだら全然平気。まったくもって幸せだわ、今。

※ ダンバーダンバーと書いているのは犬のしつけ本の作者イアン・ダンバー博士のこと。
いろんなしつけ方があるが、ダンバー博士は子犬の頃には基本的にクレート(ハウス、うちの場合はキャリー)で過ごさせることを提唱している。そうすると犬がクレートに入っていると安心するようになるのだ。
おしっこが長時間我慢できるようになるまでの数時間おきのトイレの世話は大変だったけど、このトレーニングのおかげでキャリーに入れさえすればおとなしくなるし、長距離の移動で6時間キャリーに入れっぱなしにしてもすやすや寝ててくれるので、今となってはダンバー博士さまさまである。
ダンバー博士の子イヌを飼うまえに
ダンバー博士の子イヌを飼ったあとに

もう一つ、コングというのは、中にエサを詰められるようにしたゴム製のおもちゃで、ダンバー博士はこれにエサをつめつめして噛んだり取ったりするのに夢中にさせときゃ犬は満足サみたいなことを言っている。
が、超小型犬のうちの子犬にはコングが大きすぎてとても噛み付けないし、中の空洞も大きすぎて言われた通り詰めればすぐにエサのあげすぎになるしで、犬が執着を見せる程には魅力的な存在にはなれなかった。

※ 牛ドングリというのは牛の膝の軟骨で、ブリーダーに長時間時間をつぶせるおやつとしてお勧めされたので与えていたが、固いものに歯が負けて折れることがあること、食べ過ぎると消化できず腸閉塞を起こすことがあることなどを知り、今はもう与えていない。